2014年9月30日火曜日

20回目のSENSATION

  今年の文化祭は、マナーを守って「おもてなし」ができること、「品格のある男子校」であることを示す場であることが目標でした。生徒諸君はよく協力してくれて、礼儀正しく一生懸命取り組んでくれました。とりわけ実行委員会は意欲的で、近くの小学校で行われた子どもフェスティバルでお手伝いをするとともに文化祭の宣伝をし、地元ケーブルテレビに訴えて取材に来てもらいました。高校3年生なのに、いえ高校3年生だからこそ最後の思い出に全力投球してきたんでしょう。

 今年の企画には、本校卒業生の現役東大・早大・慶大生によるパネルディスカッション。大学の様子や志望動機、受験勉強の方法について報告してもらいました。4年目を迎えた中学生の合唱コンクールはレベルの高い内容になり、足立学園の新しい歴史を築いたように思います。校庭では、書道パフォーマンス、体育館3階では300名の観客を魅了した吹奏楽部のFantastic Music、音楽室では本校生徒によるピアノやギター演奏、校庭ではダンス等各種イベントなど様々なものが行われました。各教室では文化部・中学各学年等による研究発表・展示、高校のクラスと運動部が模擬店に取り組みました。PTAの方々にも写真展やバザーに取り組んでいただき、前日の準備から大変ご苦労様でした。外部からは越谷高校、東京電機大、東京藝大、東京消防庁等に参加いただき、ありがとうございました。2日間で5800名を超える参加者でした。

 同時開催されている学園通りフェアは2000年に本校と旭町商店街が始めたものでした。今年で15回目を迎え、開会式には足立区経済産業部、地元都議会議員・区議会議員、地元公立小学校・中学校の校長、地元町会、消防署等の関係者が参加して盛大に行われました。イベント会場も足立学園を含めて4会場になり、町を挙げてのフェアとして発展してきました。

 こうした文化祭も最後は後夜祭で盛り上がります。今年も生徒のバンドグループがステージに上がり、最前列は高校3年生を中心に、その周りで本校他学年の生徒や他校生、保護者が見ています。最後は先生方のバンド。名前はSENSATION。今年で20回を数え、足立学園になくてはならない存在になりました。先生方が登場すると会場は一段と盛り上がり、ピークを迎えます。先生方の3バンドが終わると、実行委員会の生徒もステージに上り、一緒に歌います。そして、フィナーレは実行委員会の生徒と後夜祭に参加していた生徒が校歌を全員合唱。この瞬間、生徒たちは燃焼しきります。毎年この感動は学園生活の熱い思い出として生徒の心に焼き付いていきます。