2014年7月31日木曜日

部活動と勉強の両立


今年は中学校の部活が活躍しています。野球・サッカー・柔道・剣道・卓球・バスケットが都大会に出場しました。特に柔道部は山本君が60㎏級で優勝し、関東大会、全国大会に出場が決まりました。


本校では中学校の場合、火・木・土の週3日午後6時まで、日曜日は部によって活動していますが、朝練習はしてはいけません。これは部活動も大事ですが、勉強を疎かにすることのないように配慮したもので、部活動のない日に追試や補習ができるように考えています。
 

高校では関東大会に、柔道・バスケット・レスリング、インターハイにはバスケットと柔道(個人で2階級)が出場します。秋の国体には柔道1名、バスケット2名が東京都代表に選ばれています。スポーツの盛んな学校では朝早くから夜遅くまで長時間の練習を課す学校もあるようですが、本校は朝7時にならないと校門が開きません。夜8時になると校門が閉まってしまいますので、部活は7時までとなっています。限られた時間内で集中して練習することも大事なことで、自宅学習の時間も確保できるようにしています。今年のバスケット部卒業生の進学先を見ると、スポーツ推薦は1人だけで、他は一般受験や指定校推薦で、早稲田、法政、明治、日本、東洋などに合格しており、浪人生は1人しかいませんでした。部活動と勉強の両立ができている証左だと思います。
 

722日からは午前中に中学が夏期講習、高校は進学講習に取り組んでいます。午後は三者面談です。中学生の場合は生活規律や学習習慣の確立がこの時期の面談の中心になりますが、高校生は学年が進むにしたがって進路のことが中心にならざるを得ません。直前に今年は、高校2年生対象の国公立大学を希望する生徒のためのガイダンスを開きましたし、短時間でしたが高校3年生の旧帝大以上を第一志望とする生徒の激励会も校長自らが参加して実施しました。

 
 
昨日イギリス・ラグビースクールに向けて語学研修が出発しました。明日から8月、中学1年生は林間学校、高校はインターハイも始まります。


部活動に参加している生徒は合宿もあり、たくましく成長する絶好の機会です。また、高校3年の受験生にとっては“夏を制する者が入試を制する”と言われるように、この夏をどれだけ有効活用できるかが、秋以降の成績の伸びを左右してきます。


いずれにしても夏休みは大きく成長できるビッグチャンスですので、しっかり自分のやるべきことをやりきって、9月にまた元気な姿を見せてもらいたいものです。

 

2014年7月1日火曜日

研修会に行ってきました。

621日(土)に第2回保護者会を開催しましたが、保護者の皆様には多数参加いただきありがとうございました。学級懇談会は90%の方が出席されました。学校への要望につきましては真摯に検討し、対応させていただきます。当日は担任から「『社会を明るくする運動』薬物講演会」の案内を配布させていただきました。地元の保護司会の方々のご協力をいただき、75日に、薬物乱用防止をねらいとして開きます。講師には堀江勉先生(東京都薬物乱用防止推進協議会足立地区協議会委員)をお招きして講演を行います。

68日に「東京私立男子中学校フェスタ」が開かれました。この時「男子教育」についてパネルディスカッションが行われました。パネラーは麻布中学校、開成中学校、武蔵中学校の校長先生、コーディネーターは本郷中学校の校長先生で、これほど豪華な顔ぶれもないのではないかと思います。それぞれの学校の状況や校長先生のお考えを聞くと、しっかりとした人間教育の在り方を示していました。

昨日も品川女子学院で開かれた男女別学教育シンポジウムに参加してきました。参加者は私の想定をはるかに超えていて、北は北海道、西は広島からも参加され、テレビカメラが入り教育ジャーナリストや一般の方も参加されて総数は100名ぐらいになるでしょうか?基調報告は今年2月に本校で講演をしていただいた中井正巳先生が行われましたが、あの時よりも数学や国語における男子の教え方、女子の教え方の違いをより具体的に説明されていました。

その後品川女子学院、本郷、國學院久我山、桐光学園、かえつ有明の各校長先生(かえつのみ副校長先生)が登壇してパネルディスカッション。なかなかこういう先生方が一堂に会することはないかと思いますが、それだけに各学校での取り組みは貴重なもので、普段聞けないところをしっかり聞かせていただいて、大変勉強になりました。共学の3校も学年によっては教科指導を別学にしており、効率の良いことを指摘していました。いずれにしても子どもたちにとって中高6年間はなにものにも代えがたく、この時期をどこで過ごしたかが人生を大きく左右することは間違いないことです。

男子校・女子校合わせても別学は全国でも10%に満たないレアな存在だそうですが、だからこそ貴重なのだと思います。男子の特質を生かした指導を今後も研究しながら、足立学園は人間教育を大事にこれからも進化していきます。