6月8日に「東京私立男子中学校フェスタ」が開かれました。この時「男子教育」についてパネルディスカッションが行われました。パネラーは麻布中学校、開成中学校、武蔵中学校の校長先生、コーディネーターは本郷中学校の校長先生で、これほど豪華な顔ぶれもないのではないかと思います。それぞれの学校の状況や校長先生のお考えを聞くと、しっかりとした人間教育の在り方を示していました。
昨日も品川女子学院で開かれた男女別学教育シンポジウムに参加してきました。参加者は私の想定をはるかに超えていて、北は北海道、西は広島からも参加され、テレビカメラが入り教育ジャーナリストや一般の方も参加されて総数は100名ぐらいになるでしょうか?基調報告は今年2月に本校で講演をしていただいた中井正巳先生が行われましたが、あの時よりも数学や国語における男子の教え方、女子の教え方の違いをより具体的に説明されていました。
その後品川女子学院、本郷、國學院久我山、桐光学園、かえつ有明の各校長先生(かえつのみ副校長先生)が登壇してパネルディスカッション。なかなかこういう先生方が一堂に会することはないかと思いますが、それだけに各学校での取り組みは貴重なもので、普段聞けないところをしっかり聞かせていただいて、大変勉強になりました。共学の3校も学年によっては教科指導を別学にしており、効率の良いことを指摘していました。いずれにしても子どもたちにとって中高6年間はなにものにも代えがたく、この時期をどこで過ごしたかが人生を大きく左右することは間違いないことです。
男子校・女子校合わせても別学は全国でも10%に満たないレアな存在だそうですが、だからこそ貴重なのだと思います。男子の特質を生かした指導を今後も研究しながら、足立学園は人間教育を大事にこれからも進化していきます。