2014年2月28日金曜日

男子の特質を生かして

入試も終わり、生徒たちは期末考査に向けて一生懸命勉強しています。期末考査が終われば中学2年生はスキー実習に、高校2年生は沖縄または北海道の修学旅行に出かけます。好成績を収めて気持ちよく出かけられることを期待しています。また、今年度はインフルエンザや感染性胃腸炎で学級閉鎖になるようなこともなく、1年間教育活動は順調に進んでいます。これもご家庭のご理解・ご協力によるものと深く感謝しております。

 さて、入試も終わりましたが、今年の状況は中学校が微減、高校が微増で、新入生は中学4学級、高校9学級になります。厳しさの増す中学校入試に対応して、今年は早々と2/22()に入試報告を兼ねて「中学校体験会」を実施させていただきました。多くの方に参加していただき、ありがとうございました。今までと違う内容で本校を知っていただく良い機会になったものと思います。

今回の「中学校体験会」では、男子校のイメージから話をさせていただきました。男子校に対してややもするとかつての暗いイメージを持つ方がいるようですが、今は全く違います。男子校の特徴は何かと聞かれれば、少なくとも本校は次の3つが挙げられます。

   明るく伸び伸び生活できる、②生涯付き合える友達ができる、③進学実績が良い。

中学生の時期は女子の成長が早いので、子どもによっては充分な役割を果たせず、伸びる芽を摘んでしまうかもしれません。男子は隣の子が何をやっていようとあまり気にしません。好きなことをとことん取り組める、素の自分がさらけ出せる、……これが大事です。さまざまな行事や部活動を通じて、生涯の思い出と友達を得て巣立っていきます。2年後には成人を祝う会に7割以上の生徒が戻ってきます。また、男子は大学受験となると志が高いのも特徴です。高2から高3にかけて、自分の夢に向かって大きな集中力を発揮し、自分の希望する大学への合格を果たしてきます。

今年は3/4()に校外の講師を呼んで研修会を実施します。テーマは「なぜ男女別学は子どもを伸ばすのか」。続いて5月にも同様のテーマで研修会を予定しています。今後男子の特質を生かした教育内容をさらに研究し、「強くたくましい男子」に加えて、「品格のある男子」の育成を目指していきます。