2014年10月31日金曜日

大事にしたい卒業生との繋がり


同窓会での出会い

1025日に同窓会総会と懇親会が開かれました。その様子はちょっとだけ本校ホームページの「学園BLOG」に載っています。懇親会では本校卒業生教職員9名がお手伝いできて本当に良かったと思います。80歳を超えても来て下さった先輩諸氏にはただただ感謝です。

その時、初めて来ていただいたのが私のクラスの二人の卒業生。一人は去年、仕事がらみで校長室を訪ねてくれましたが、もう一人は卒業以来初めてでした。参加者名簿にも名前がなく、当日の飛込み参加だったようです。帰り際に挨拶されたものの在学中の顔が思い出せませんでした。申し訳ないことをしました。あとから思い出したのは、在学中ほとんど私の前では言葉を発することがなく、色白でおとなしい黒縁の眼鏡をかけた姿でした。しかし、当日の姿は色黒(?失礼)で眼鏡をかけていなかったので昔の思い出が蘇ってきませんでした。23年ぶりの再会に、連絡方法も聞き忘れ、ただただ「次回もまた…」と心の中で祈っています。

 
修学旅行で日本の伝統文化に触れる

115日(水)から8日(土)まで、中学3年生と一緒に奈良・京都の修学旅行に行ってきます。1023日はその事前学習で、今年も中学再開一期生の中山公平さんに京都からわざわざ来ていただきました。当日の出で立ちは袴に雪駄で、仕事が板についている感じです。

彼は中学時代私が担任で、高校卒業後上智大学法学部を出て、現在は京都東山にある京懐石料理の美濃吉本店竹茂楼(みのきちほんてんたけしげろう)でブランドマネージャーを務めています。美濃吉は創業298年の伝統を持つ老舗料理店ですが、1992年から竹茂楼を開亭し、高級料亭としてのブランディングをはかりながら、全国17店舗を含めて統括サポートするのが彼の役割。来年イタリアで開かれるミラノ万博では和食が世界遺産になったこともあり、日本館では本格日本食レストランを美濃吉が単独で運営することになったそうです。

この竹茂楼で茶道体験をさせてもらいます。また大江能楽堂での能の鑑賞、建仁寺での坐禅体験もあります。

 
京都ではもう1人、京都大学大学院生の卒業生がいます。昨年も一昨年もホテルで待ち構えていましたが今年はどうなるでしょうか?卒業生との繋がりを大事にしながら、現役生の育成に大きな役割を発揮することができれば、これほど嬉しいことはありません。