2014年11月29日土曜日

いよいよ受験本番に突入

朝晩すっかり寒くなってきました。みなさんはお変わりありませんか?

本校では来週から後期中間考査が始まります。特に高校3年生は、この成績で卒業や卒業式における表彰等が決まります。すでに指定校推薦等で進路を決めた生徒もいますが、一般受験でこれからが本番という生徒も少なくないはずです。これまで私が生徒諸君に伝えてきた大事なことは、「受験は団体戦」であるということでした。私以外のいろいろな先生もこのことについては話していることと思います。

「受験は団体戦」……。昔はこんなことは言いませんでした。受験は個人戦で、「一人でも多く蹴落として自分だけが合格をもらう」という発想でした。何とも自己中心的な発想だったことかと思います。昔と今では大学受験の環境が全く違うということもあるでしょうが、同じ大学の同じ学部同じ学科を受ける生徒が1つの学級の中にそうはいないことも関係していると思います。そんな狭い世界で変な競争意識を持つよりも、競争するならばもっと目を全国に向ける方がいいのです。子供たちにも違った景色が見えてくると思います。

たとえて言うならば運動部と同じではないですか。部の中ではレギュラーポジションを巡って部員同士が激しくしのぎを削ったと思います。でも他校と戦う時は部員が一丸となって相手チームと戦うのです。

私たちは「チーム足立学園」なんです。たまたま縁があって同じクラスになった仲間たちが、人生の岐路に立つ重要な試練の時期に、励ましあって全員が合格することを目指すのです。勉強を教えられる者は勉強を教え、そうでない者は一声かけてあげればいいのです。最後の1人が合格するまでみんなで支えあっていくことの影響力は計り知れないものがあります。昨年は1学級がこれを達成し、全員現役合格を果たしました。

今年の高校3年生もこの時期がやってきました。幸いなことに防衛大学校一次試験の結果が入ってきました。昨年の1.5倍以上の合格をいただいています。これを励みに、健康に留意しつつ最後まで頑張ってもらいたいものです。努力した結果は必ず返ってくるものです。