2015年1月10日土曜日

今年の抱負

  新年あけましておめでとうございます。日本海側の地域や北海道では例年になく大雪に見舞われ、大変な状況が報道されていますが、東京近辺では穏やかなお正月を迎えられたことと思います。私の住んでいる地域では元日の昼間にわずかに雪が舞い、今年1年は素晴らしい年になるような予感を私に抱かせてくれました。

この時期は受験生にとってはいよいよ本番です。風邪を引かないよう嗽(うがい)・手洗いを励行し、睡眠時間も可能な限りしっかりとって、万全な体調で入試に臨んでもらいたいと思います。本校も122日の高校推薦入試を皮切りに、中学入試・高校一般入試と進んでいきます。受験生の皆さんが体調を崩されたときは別室受験で対応するように準備していますので、当日朝までに申し出てください。

さて、新年を迎えて今年はどんな年になるのか?本学園にとってのキーワードは何か?という問いがあるとすれば、答えは「授業改革」です。

昨年はある学校のipadを使用したICTオープンスクールに、私も含めて6人で研修に行ってきました。「これならうちでもできるかな」というものもあれば「それはちょっと無理」というものもあって大変参考になりました。とりわけ最後の全体会で、ある先生が生徒達に「iPadを使うようになって何が変わりましたか?」という質問を出しました。その生徒の内の一人の中学生男子は「今まではいろいろな教科のプリントを整理するのが苦手でプリントを忘れていることが多かったですが、ipadを使うようになってから平和な日々を送ることができるようになりました。」と言っていました。

11月には本校独自の研究授業を実施しましたが、ある国語の先生はYouTubeを使って自分のメッセージを配信して課題を提起し、反転授業を展開して見せてくれました。英語の先生は、アパルトヘイトを撤廃したネルソンマンデラ氏のことを綴った英文の中で抽象的に書かれた英文をそれまでの記述からどう意訳していくか、生徒の回答を取り上げながら解説を進めてくれたのがとても印象的でした。

   1222日、中央教育審議会が文部科学大臣に「新大学入試」の答申を提出したことにより、新しい入試制度の実施に向けての動きは加速されてくるものと思われます。本学園もすでに委員会で議論は始まっていますが、思考力・判断力・表現力の育成やアクティブラーニングの授業実践を本格的に議論し、取り組みを進めていきます。