2015年2月27日金曜日

私たちにとっての啓蟄

 数日天気が雨や曇りだったためでしょうか、今朝の太陽は眩しくて、春を感じさせるような輝きでした。今は二十四節季でいう雨水ですね。次第に雪が雨に変わる時期と言われています。三寒四温という言葉がぴったり。今年は38日が啓蟄にあたるそうです。土の中にいた虫たちも這い出してきます。私たちも新しい環境に向かってはばたく時期がやってきたようです。この時期学校は1年間の総決算の時であり、来年度の準備に本格的に取り掛かる時でもあります。

  学校は今週で正規の授業を終了し、来週から期末考査が始まります。その後は特別授業となりますが、中学2年生はスキー実習、高校2年生は一人一人の希望で選ぶ北海道または沖縄の修学旅行が待っています。私も今年は北海道に行ってきますが、久々のスキーで骨折をしないことが第一目標です。在校生はしっかり勉強に取り組んで、来年度に希望をつなげて欲しいと願っています。とりわけ中学2年生・高校2年生は納得のいく成績を修めて、晴れやかな気分で行事に参加してほしいものです。

  37日は高校卒業式。今年の高校3年生は380名が卒業します。入学して間もない頃は、優秀な生徒もいましたが、「今年の1年生は…」という手のかかりそうな生徒が目立ちました。ところが3年たってみると見事に成長して、卒業式では41名の優等賞、62名の皆勤賞(3年間欠席・遅刻・早退・欠課ともになし)、137名の精勤賞(欠席3日以内・欠課20時間以内)という結果を残しました。特に中学時代思うような学校生活が送れなかった生徒が立派な結果を残して卒業していく例を見ると、保護者の方の喜びはいかばかりかと胸が熱くなる思いがします。

  卒業式まであとわずかです。今年は国公立大学に実人数で63名が出願していますが、前期日程も終了して結果を不安な面持ちで待っている生徒も少なくないと思います。残念ながらいまだに合格通知をもらえていない生徒もいることと思います。でもまだあきらめるのは早いです。3月入試もありますし、後期日程もあります。最後まで頑張りましょう。きっと勝利の女神は微笑んでくれます。